JAUS 第9回ダイビング活動研究シンポジウム


 積丹では、ホッケやミズタコなどが見られる冬。
 気がつけば、もう12月。



 そんな師走の初日、
 特定非営利活動法人 日本水中科学協会(JAUS)
 第9回ダイビング活動研究シンポジウムが、
 品川にある東京海洋大学にて開催されました。




 JAUSのサークル活動的な存在の「研究会」
 私たち亜寒帯ラボも、JAUS研究会として、今年は、思っていた以上に活動できました。

 その活動報告を、シンポジウムにて発表するため、私工藤と、JAUS会員でもあり、亜寒帯ラボの活動を支援している北海道地域観光計画社 館山君の二人で、参加してまいりました。

 今年は、学生サークルによる活動を主体とした「リサーチダイビング」がテーマであり、いかにして安全管理と危機管理を考え、ダイビングを楽しみながら、水中の「なぜ?」を探求するのか?と、言う、ダイビングのセミナーではなかなか聞くことができない内容で、とても有意義なシンポジウムでした。

 観た時期はタイムリーではありませんが、ダイビングブームを巻き起こした「沈黙の世界」も、水中世界の探求、リサーチダイビングの映画でした。

 JAUSはもともとAAUSを参考にしておりますので、基本ベースは「サイエンスダイビング」であって、簡単に言うと、水中で起こることの「なぜ?」「どうして?」を継続的に潜って調べてみよう!的な活動を、楽しく、安全に実施しよう。という研究をしている協会だと思っています。

 亜寒帯ラボでも、北海道の水中の「なぜ?」「どうして?」を考えて、「こうやってみたらどうなる?」などを研究しながら継続的にリサーチダイビングを行って参ります。



 今年の発表演目は、
 ・JAUSジャーナルの紹介 副代表理事 久保彰良さん
 ・海洋大学潜水部の活動と館山坂田内湾の海について
          東京海洋大学潜水部 佐藤新さん
 ・学生による安全なリサーチダイビング手法の追求
          東京大学海洋調査探検部のみなさん
 ・出版計画リサーチダイビング 代表理事 須賀次郎さん
 ・環境DNA分析で魚礁に棲む魚類を把握できるか?
          水産研究教育機構 佐藤允昭さん
 ・石西礁湖におけるサンゴ群集の衰退と再生技術
         いであ株式会社 技術顧問 藤原秀一さん
 ・泳げる海、お台場の実現に向けて
         海辺つくり研究会 理事 森田健二さん
 ・今年度のワークショップ総括 理事 山本徹さん
 ・お台場で潜って見えてきた世界ー海藻
         日本科学未来館 三ツ橋知沙さん
 ・お台場のホンビノスガイと私の10年
  東京大学大気海洋研究所 学術支援職員 杉原奈央子さん
 ・来賓挨拶
   社会スポーツセンター 事務局長 瀬田芳博さん
   日本海洋レジャー安全・振興協会
              安全事業部長 宮里一敏さん
   海上保安協会 常務理事 宮野直昭さん
 ・北海道で行われるダイビングによるボランティア活動
              理事 亜寒帯研究室 工藤和由

 でした。




 いろんな思いが寄せ集まって、発起した亜寒帯ラボ。
 その中で、「様々なダイビング協会のセミナーやフォーラム、活動は主に関東で開催されていて、地方との格差を感じるよね。だったら地方でもやったらいいしょや?」と、JAUSダイビング活動の地方創生!と思い、発起したことも事実です。

 令和元年に生まれた亜寒帯ラボ。お金も道具もタンクも無く、本当にやれるのか?と、内心思っていましたが、振り返ると、思っていた以上に活動を行うことができました。

 一重に、ご理解をいただき、ご協力くださった皆様のお陰です。本当にありがたく、心より感謝しております!

 さて、発表で使用したスライドの一部をここに添付いたします。













 令和元年の亜寒帯ラボ活動については、12月7日に開催いたします忘年会にて、詳しく(飽きない程度にw)発表いたします。

 シンポジウムでは、会が終わった後に懇親会もあり、様々な出会いもあるわけで、本当に楽しいです。




 来年は第10回のシンポジウム。
 節目の年でもあります。

 また活動報告発表のお声がかかるように、今からどのように運営してゆくか?(と言っても本業が別にありますので、時間とお金の問題もあります。。。)をメンバーと考えていきたいと思います。

 シンポジウム、みなさま大変お疲れ様でした!!
 そしてありがとうございました☆

 ※亜寒帯ラボ オリジナルグッズの製作!
  まずはどんなものかを検討するために、オリジナルパーカーを製作中です。評判が良ければ、トレーナーやポロシャツ、トートバッグなども、水中の謎?的なデザインで製作、販売しようかなと思っています。




 なぜオショロコマ?
 イメージ的には、ノルウェーやスウェーデンなどの「ニシンのデザイン」を参考にしたつもりなんですけれどねw
なんだか、マニアックに感じちゃうけど、ま、いいよねw

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